ハイブランドにそっくりな香りのプチプラ香水 Vol.14
明けましておめでとうございます。新しい年の始まりは、親族への挨拶回りや地元の友達と久々に再会したり、普段は会えない人に会えたりする楽しいシーズンですね。今回はそんなシチュエーションにぴったり!老若男女問わず好印象を持たれる事間違いなしの癒される香り『ボンド・ナンバーナイン』の「セントオブピース」とそっくりなプチプラ香水をご紹介します。
2020年01月07日更新
記事の目次
[1]セレブ御用達!NYの高級フレグランスブランド『Bond No.9』
『ボンド・ナンバーナイン(Bond no.9 New York )』は、フランス生まれでNY在住のローリス・ラメが、ニューヨークのノーホー地区にあるボンド・ストリート9番地で2003年に創業したフレグランスブランドす。
その名の通り、ニューヨークの街を愛してやまない心がこのブランドの原動力となっています。
『ボンド・ナンバーナイン』のコレクションは、香水を芸術品として位置づけることと、ニューヨークにある地域を“香り”で表現することをミッションとしています。
カリスマ性、そしてエキサイトメントが蔓延しているメトロポリス・シティ ニューヨーク。世界から注目を浴びる街を表現する香りは、ニューヨーカーだけでなく世界の人々を魅了しています。
[2]世界平和の祈りを込めて… 優しく癒される香りの「セントオブピース」
出典 bondno9.com/the-scent-of-peace.html
THE SCENT OF PEACE Eau de Parfum(ザ セントオブピース)
Bond No.9(ボンドナンバーナイン)
2006年発売 販売価格:34,870円税込(50ml)
調香師 Michel Almairac
調香 フローラルウッディムスク
■トップノート
グレープフルーツ ブラックカラント
■ミドルノート
リリーオブザバレー
■ラストノート
ムスク シダーウッド
■持続力
★★★☆☆ 普通
■香りの強さ
★★☆☆☆ 弱め
トップノートは爽やかで瑞々しいフルーティな香りが弾けます。
この香水の主役はグレープフルーツとブラックカラント(パッションフルーツにラズベリーを加えたような香り)で、後に現れてくるムスクやウッディな香りを軽やかにしてくれています。
しばらくすると、青々としたグリーンの香りが感じられる優しいフローラル、リリーオブザバレー(すずらん)がフルーツと溶け合います。癒されるような淡いフローラルはまさに老若男女問わず愛される香り。
ラストノートは石鹸のようなムスクとウッディな香りが肌に残りました。清潔な香りでフィニッシュと最後まで好印象。
高価な香水は香りの持続力・強さ共にモンスター級のものが主流で、必然的に上級者向けになりますが、この「セントオブピース」の香りの持続力は普通、香り立ちも淡いので香水初心者にも挑戦しやすいと思います。
[3]そっくりな香りはあの超有名モテ香水!
Eclat d’ Arpege EAU DE PARFUM(エクラドゥアルページュ)
Lanvin(ランバン)
2002年発売 楽天参考価格:3,000円 前後(50ml)
調香師 Karine Dubreuil
調香 フローラルフルーティ
■シングルノート(トップノートからラストノートまで変化なし)
ライラック ピオニー ピーチブロッサム グリーンティオスマンサス アンバー ムスク プチグレン ウィステリア シダーウッド
■持続力
★★☆☆☆ 弱め
■香りの強さ
★★☆☆☆ 弱め
はじめに、『ランバン』はプチプラじゃないよ!と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
その通りですが、連載バックナンバーVol.10でも「ヴィクトリアシークレット/ボムシェル」にそっくりな香りとして「フェラガモ/インカント」を挙げた時と同じく、「ランバン/エクラドゥアルページュ」も大人気のため流通し過ぎて、今やドラッグストアで買えるプチプラ香水となりました。
プチプラで買えるといってもさすがは『ランバン』。「ボンド・ナンバーナイン」に引けを取らないクオリティです。
香りの変化が少ないことが「セントオブピース」と異なります。
香りの主役はウィステリア・グリーンティ・ピーチブロッサム。
ウィステリアの優しいフローラルに青々としたグリーンティの香り、フルーティなピーチブロッサムと香料も「セントオブピース」と何1つかぶっていないのに不思議と似ています。
淡いフローラル+グリーン+フルーティと香りの雰囲気は同じところが、2つの香水が似ていると感じる所以でしょう。
ラストノートではムスクとウッディな香りが肌に残るところも同じ。
香りの持続力・強さ共に大健闘!「セントオブピース」より少し持続力が短い程度でした。
[4]万人ウケのモテ香水をプチプラで
2000年代前半に爆発的にヒットし、いまやドラッグストアやバラエティショップで購入できるようになった「ランバン/エクラドゥアルページュ」。
このような流通のし過ぎで値段の下がった香水は、お宝発見としか言いようがありません。
しかも「ランバン/エクラドゥアルページュ」の方が「ボンド・ナンバーナイン/セントオブピース」より先に発売しているんですね。
『ランバン』が似せて作ったという訳ではないことから本当に優秀な香水だと思いました。
今年もたくさんお宝プチプラ香水を発見したいと思います。
みなさま、今後ともよろしくお願いします。